歯周内科
歯周病治療は悪玉菌との戦い
歯が抜ける原因として多いのが歯周病です。
歯周病は、歯周病菌によって炎症が起き、歯を支えている歯茎や骨などの歯周組織が破壊されていく病気です。歯茎から血や膿が出る、歯茎が腫れる、歯がグラグラするといった症状が起こります。
歯周病予防には、日常の歯磨きのほかに、歯科医院での定期的なメインテナンスも重要です。歯石とりや、歯周ポケットの深さを測る検査などは保険診療で行うことができます。

しかし、歯石をとっても良くならないケースも多いです。じつは、歯周病で悪さをしているのは歯石の中や周辺に入り込んでいる悪玉細菌(歯周病菌)なのです。
そこでなかなか治らない難症例に対し永井歯科では、一般的な歯周病治療だけでなくお口の中にいる歯周病菌を調べ菌が一定以上認められた場合、数値化された細菌数を追いかける治療を行っています。この治療を当院では「歯周内科」と呼んでいます。

検査法はPCR検査という細菌のDNAを調べる方法です。まずお口の中から採取した歯周病菌を培養し専門の検査機関に依頼し測定します。歯周病菌の中でもとくに悪玉の菌は5種類です。悪玉菌が測定された場合、歯石除去とお口の中の除菌を行います。

除菌されると、重度の歯周病だった方でも、膿が治まり
歯茎が引き締まってきれいになるケースがほとんどです。

例えば進行性の歯周病の状態でインプラントをすると、インプラント周囲炎を引き起こします。歯周病の方は、歯の治療前にまず歯周病をきちんと治療することが大切です。
※「歯周内科」は自由診療です。
■費用: 検査1回目 2万円(税別)
歯周治療と検査2回目 13万円(税別)
■リスクと副作用
歯原性菌血症を予防するため、歯石除去前に抗菌剤を服用します。そのためお抗菌剤にアレルギーのある方は治療ができない場合があります。