Case.24 5年間ずっと「唇が痛い!」原因は噛み合わせ…?

  • セラミック
  • 噛み合わせ
  • 被せ物

「せっかく綺麗になったのに…ずっと唇が痛い!」

治療前→治療後 嚙み合わせがズレなくなり、快適になりました。

以前から永井歯科に通われていたBさん。
虫歯治療から、歯のないところにインプラント、前歯の被せ物と様々な治療をちょこちょこと行っていました。

奥歯の詰め物がはずれたことで再び来院され、
その際の問診で、「実は前歯で唇を噛み、ずっと痛い、、、」とお話があったのです。

治療前のレントゲン写真

Bさんは女性の歯科医師を希望されていたので、永井歯科の女性の先生が担当してきました。
原因である前歯の被せ物は永井歯科で5年前に入れたもので、ずっと唇を噛み痛い思いをされていたのです。
申し訳なさと、責任を感じました。

治療前 前歯で唇を噛んでしまい痛むそうです

ここ数年の様々な研修の中で噛み合わせの大切さを学んできました。
多くの知識を持ち合わせていましたので、すぐに噛み合わせの診断が必要と判断しました。

型どり→嚙み合わせ→咬合器に装着→診断
という手順です。

咬合器に装着された模型。奥歯の噛み合わせが不安定

診断結果は
噛み合わせが不安定で定まっておらず、あるところから左右にグッとズレてることが分かりました。
やはり噛み合わせがズレたところで被せ物を作っていたのです。
これでは噛むたびにアゴがズレて噛んでしまいます。また、ズレるたびに不必要に首や肩の筋肉を使うので、肩こり・首のこり・姿勢など様々な悪影響が出てきます。
唇を噛み痛い思いをした原因もこの嚙み合わせのズレにありました。

嚙み合わせの基準は関節です。
まず関節の位置と動きから調べ、Bさんの正しい噛み合わせがどこなのか?を見極めました。

そこで得られた噛み合わせで、正しく噛める歯列を模型上にデザインしました。

診断に基づいて考えた噛み合わせのデザイン

Bさんにデザインを見ていただき、この位置で噛み合わせるのが理想であることを説明しました。
実際に治療を行うにはたくさんの歯を新しい被せもの(セラミック)に作り替える必要があります。

ですが、「すべての被せものを外して歯を削り、あたらしい形の被せ物を作ります。でも唇を噛むのは治りませんでした」では治療になりません。

そこで、まずは治療を進めても元に戻すことができる形でのテストをすることにしました。

このデザインを薄い材料で歯に貼り付けて、口の中にこの噛み合わせを再現してみました。これは『オーバーレイ』と呼ばれる、後戻りできる仮歯でのテストです。しかも外せば元通りに戻すことができ、治療をしないで中止することも可能です。

オーバーレイ(テストの歯)を装着しているところ

Bさんにはこの状態でしばらく生活して頂きました。
噛み合わせが体に調和するのか?唇を噛まなくなるか?といったテストです。
セラミックの治療をこのまま進めるか、判断していただく機会を事前に作ったわけです。

テストのオーバーレイの時点で
まず
・唇の痛みはなくなりました
その他にも
・食事の際に顎がカック、カックとなり噛むことがものすごくしんどい
・顎の痛みもあり、ひどいときには半日も痛みが続く

といったこれまでの悩みは解消されています。

「噛むってこんなに簡単なの?というくらい楽!」との声もききました。

費用的にも少し悩まれたそうですが、説明と結果が伴い、治療をすることを決断されました。
当院の責任もあるので大幅な値引きもしています。

リハビリの仮歯。被せ物を外して新しい仮歯に

Bさんは治療するなら、ただ治すだけではなく見た目も綺麗にしてほしいと思われていましたので、セラミックの被せ物で、見た目にも綺麗に仕上げました。

治療後のセラミック 噛み合わせが良くなりました
治療前→治療後

今回の治療で、肩こりや顎の痛み、唇の痛みなど、生活に支障が出るまでの悩みも解消され、見た目も美しくなり、Bさんはとても満足されているご様子でした。

■治療期間 
6ヶ月

■費用
セラミックの被せもの1本10~15万円。
本ケースでは上記費用よりも値引きをしています。

■リスクと副作用
セラミックは割れることがあります。通常の使用で割れた際は保証の範囲で対応します。

症例一覧を見る