Case.13 「老けたくない。入れ歯は絶対に嫌!」
他院で難しいと言われた患者さん

  • インプラント
  • 咬み合わせ

70代前半 女性 Bさん の症例です。

治療後。自然で若々しい口元
治療後。希望に応え、インプラントで治療した

他院で「歯は残せない。総入れ歯しかない」と言われて落ち込み、
「どうしても入れ歯は嫌」とインターネットで調べて当院にお見えになった患者さんです。

歯がぐらぐらしていて固いものも食べられないし、そもそも食べる気力も無くなってきていたそうです。必死に調べて、永井歯科のホームページを見て、「この院長は自信があるんだろうな、何か治療法があるのかな」と思って来てくださったそうです。

治療前
治療前

Bさんは同年代の間で飛び切り「健康」で「若い」で通るほど、年齢を感じさせない方です。
今もオフィスでパソコンを使って仕事をなさっているそうで、風邪もひかず、体力もあり、肌の色艶も良い。

当院ではまず、Bさんのお口の状況を詳しく調べてみました。
歯はたくさん揃っているのですが、歯周病が随所で進行しグラグラの歯が見受けられました。咬むことが出来ず、短期的にも残すことができない歯がたくさんありました。
他院の先生がインプラント出来ないと判断された理由もわからなくはありません。

しかし、Bさんの希望は「入れ歯は絶対に嫌!」ということでした。

入れ歯が合わずに痛くて、部分入れ歯を外して過ごしている友人も多いそうです。
入れ歯を外していると口を開けたら歯がないのがわかるし、かといって入れ歯を入れていたとしても、針金が入っているのが見えてわかる。人前で自分の入れ歯を外してみんなに見せた友人もいるそうで、それが不快で衝撃を受けたといいます。自分だったら恥ずかしい。
Bさんにとって取り外せる入れ歯なんて恥ずかしい。自分の入れ歯が目の前に置いてあるのを想像しただけであり得ない。そんな気持ちをお持ちでした。

治療中に使用したリハビリ用の仮の歯

そこで当院ではインプラントを含めた治療計画を立てました。
以下が1年間で行った治療内容です。

・術前の資料や検査データを集める
・診断し治療計画・治療工程・歯のデザインを考える
・歯周病治療を行い、歯周病菌を除菌
・神経の治療をする
・残せない歯を抜歯する
・インプラント手術を2回に分けて行う
・途中リハビリの仮の歯を作り変える3回
・リハビリの歯が顔と調和しているか写真を見ながら手直しする
・治療の全期間で咬み合わせのリハビリを行う

当院の治療計画を聞いた時、Bさんは1年の治療計画はとても長いと感じたそうです。しかし、Bさんご本人が自覚されているよりも治療が難しい、いわゆる難症例でしたので、1年というのはかなりの短期間なのです。

当院には優秀な院内歯科技工士と担当歯科衛生士と担当歯科医師が症例ごとにチームを組むことで、多くの難症例を1年以内に終えています。

初めのデザインから、仮歯、セラミックの完成まで院内で製作
完成したヨーロッパのセラミック

通院頻度ですが、Bさんには月に1、2回、2時間ほど時間を作ってもらい来院して頂きました。治療途中は常に全ての歯で食事できるような状態をキープして過ごしていただいています。
Bさんは毎回定刻に通院して下さいました。
計画治療には時間の約束が守れる必要があります。

部分的に重症の歯周病の部位がある方の場合の原因はおおむね二つです。
1. 咬み合わせがバランスを欠いていること
2. 悪玉の歯周病菌が検出されること

治療前のレントゲン 随所で歯を支えている骨が失われていました

咬み合わせに対しては、咬合器で審査しアゴの関節に対しても調和のとれた、全体でスムーズに動く正しい咬み合わせを与え、リハビリすることで解決して行きます。
今回のようなケースで部分的な対応だけに固執すると、次々に他の部位にしわ寄せが寄って悪循環から抜け出せなくなります。必ず歯列全体で咬み合わせを考えてゆくことが重要になります。

悪玉の歯周病菌に対しては、歯周病菌の検査をし、悪玉の歯周病菌がたくさん検出されたならば、正しい歯周病治療を行い、歯周病菌を除菌することで解決して行きます。
この両者をクリアしながら治療を終えました。

徹底した歯周病治療で、歯周病菌は激減

結果として治療は1年で終了しました。

何でもしっかりと咬め、綺麗だと満足されています。ただ、費用が少し高かったのが難点とチクリとおっしゃいます。

「高いと感じたのになぜ当院で治療したの?」とお聞きしたところ、症例写真を使った説明の内容と、先生と話をした感じが良かったので、任せられると判断されたようです。

Bさんは歯が抜けて、老けて見えるのは嫌だったとのことです。
「入れ歯で認知症になるのもどうしても嫌だった。自分の歯を長く残したい、しっかり食べたい、見た目も恥ずかしいのは嫌。もう何十年も生きないから納得いくものが欲しかったんです」とおっしゃっていました。

治療前、治療後
治療前、治療後

今では普通に口を開けて笑える喜びを実感されています。
何より心配せずに食事ができることが嬉しい。食べれることは本当にありがたい!と感謝の言葉をいただきました。
「もっと早く治療しておけば良かったと後悔した。入れ歯の友人が柔らかいメニューを選んでいるときに、自分だけ何でも食べられる優越感もあるんです」と笑っておっしゃっていました。

治療前、治療後

■治療期間と費用
・治療期間:1年
・費用:今回のケースではインプラント1本あたり45万円、天然の歯の被せたところ1本あたり10~18万円(税別)

■リスクと副作用
・インプラントも日常の清掃やメンテナンスを怠ると、天然歯の歯周炎のようにインプラント周囲炎が起こります。
全身疾患や状況によってインプラント治療はできない場合があります。
・セラミックは割れることがあります。セラミックが万一、割れた際は保障の範囲で対応します。生きている歯の場合、治療後にしみたり痛むことが起こります。その場合は神経治療等で適切に対応致します。

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