ドクターブログ

第11回永井塾開催!

2017年06月19日 (月)

今噛んでいる位置は本当に正しい位置ですか?

噛むということに関して生活に支障のない大半の方は、きっと「Yes」とお答えになる事と思います。

では、顎がカクカク音が鳴りませんか?顎が歪んでしまっていませんか?

今回の議題は「ドーソンテクニック(顎関節の診査と中心位の採得方法)について」でした。

顎関節の構造は、肘や膝などのしっかりした関節とは違い、筋肉や靱帯といった柔らかい組織でつながっており、ぶら下がっているようなイメージです。

本来、上下の顎を噛み合わせる位置は、周囲の筋肉や靱帯がリラックスしている状態で顎の関節が本来あるべき位置にあるのが理想的と考えられます。これを中心位と言います。

もう一つ、咬頭嵌合位(こうとうかんごうい)と言われる歯の接触面積が最も多く接触する噛み合わせ位置があります。

この咬頭嵌合位が曲者で、歯並びや噛み癖、歯の擦り減りや顎関節の異常、場合によっては歯科治療なども原因となって変化していくことがあります。

この二つの位置が一致していれば良いのですが、現実的には両者がズレてしまっている方は少なくありません。

そしてそのズレが大きかったり、かなり無理をしているような状態であれば、顎や歯牙に異常を来すリスクとなることは明らかです。

その場合には、ただ無くなってしまった部分の歯を修復するだけでは根本的な解決にはならず、せっかく作った入れ歯やインプラントなどもまた壊れてしまうという事になりかねません。

ドーソンテクニックは、顎の関節に異常がないか、顎の位置が正常な位置にあるかを診査する一つの方法です。

今回の永井塾では、ドーソンテクニックのセミナーに参加された院長と技工士がインストラクターとなり、ドクター全員がドーソンテクニックの実習をしました。

長く良好な口腔の経過を得るために不可欠な原因追求と、その原因に対処していくために、このドーソンテクニックはとても大事な手法であると感じました。

しっかり習得して、日々の診療に生かしたいと思います。

 

最後にみなさん

今噛んでいる位置は、本当に正しい位置ですか?

 

永井歯科医院 予防・CTインプラントセンター武庫之荘 歯科医師 西海俊孝