フッ素は飲み物からも摂取できる!緑茶を飲んで虫歯予防!

2017年08月7日 (月)
虫歯を予防するために行う歯磨きですが、フッ素入りの歯磨き粉を使用すると歯の周りをフッ素でコーティングでき、虫歯の進行を遅らせたり歯の再石灰化ができるので虫歯予防になります。実はこのフッ素、フッ素入りの歯磨き粉以外にも、緑茶などの飲み物からでも摂取できるということをご存知でしょうか。今回は、歯磨き粉以外でもできるフッ素による虫歯予防法をご紹介したいと思います。

緑茶の抗菌・殺菌作用に注目!緑茶がもつ虫歯予防力は歯科治療いらずの驚きの効果!?

緑茶の抗菌・殺菌作用に注目!緑茶がもつ虫歯予防力は歯科治療いらずの驚きの効果!?

緑茶の中に含まれる成分に抗菌や殺菌の作用があるということを聞いたことがある方は多くいらっしゃるかと思いますが、実はこの抗菌、殺菌作用が歯にも効果的であるということが分かっています。
緑茶には殺菌作用を持つカテキンが含まれています。このカテキンは、抗酸化作用の強い成分として、細胞の老化予防や、赤痢やコレラ菌といった食中毒菌の抑制効果、インフルエンザの予防などにも効果的と言われています。さらに、カテキンの持つ抗酸化作用が歯に付着すると、歯を溶かすミュータンス菌(通称虫歯菌)の活動を抑える効果や、歯に歯垢の固まりであるプラークの形成を予防する効果もあります。
また、緑茶には、カテキンだけでなく虫歯予防の効果があるフッ素が少量含まれています。歯磨き粉に比べれば量はごくわずかな量ですが、フッ素が歯のエナメル質に取り込まれると、虫歯の原因の一つである酸に対抗する働きをします。そのため、カテキンとフッ素の両方を含んでいる緑茶には、虫歯予防の飲み物としても注目されています。フッ素は有毒性のある物質として、フッ素の摂取を推奨することを疑問視する方もいらっしゃいます。しかし、お茶に含まれているフッ素では、人体に悪影響を及ぼすほどの量ではないので、安心して摂取することができます。

温かいお茶・冷たいお茶、どちらが効果的?いれ方や飲み方は?

お茶の温度やいれ方、飲み方によって、お茶に含まれるカテキンの量も変わってきます。お茶に含まれるカテキンは、温度が高いほど多く浸出すると言われており、冷たい水でいれるよりもお湯でいれたお茶のほうが虫歯予防に効果的とされています。虫歯予防にとって最適なお茶の温度は60度のお湯と言われています。80度を超える熱いお湯でいれると、抗菌・殺菌作用があるカテキンの量は増えます。さらに、カフェインも同時に増えてしまいます。カフェインを多く摂取すると、眠れなくなり夜中に何度も目覚めてしまうということに加え、カフェインの苦みやカテキンの持つ渋みが増してしまいます。お茶独特の苦みや渋みが苦手という方は、熱いお湯ではなく60度くらいのほどほどの温かさのお湯でいれるお茶のほうが、カフェインの含有量を抑えられ、虫歯予防効果も高く、苦みや渋みも少ない飲みやすいお茶になります。暑い時期には冷たいお茶を、寒い時期には熱いお茶を飲みたくなりますが、カテキンやカフェインの調整をして60度で入れるお茶をおすすめします。
フッ素の再石灰化に効果的なのは、食後から30分くらい開けるのが良いとされています。これは、フッ素が食事などで傷ついた歯の表面組織を修復してくれるのにちょうどいい時間だからです。より多くのエナメル質が歯の表面を覆うフッ素と結びつき、フルオロアパタイトと呼ばれる酸性に強い歯へ変化するので、虫歯予防のために緑茶を飲みたい人は食後30分前後に緑茶を飲むと良いでしょう。

緑茶が苦手な人でも安心!緑茶以外でも、フッ素が摂取できる飲み物は?

緑茶が苦手な人でも安心!緑茶以外でも、フッ素が摂取できる飲み物は?

緑茶の中で、フッ素が多く含まれているのが番茶です。番茶の場合、フッ素の量はコップ1杯程度で0.3mg程度。成人の1日のフッ素の摂取量の上限目安が10mgですから、コップ30杯程度の量を飲まなければ上限を超えることはありません。
人によっては、緑茶の味自体があまり得意ではないという方もいらっしゃるかもしれませんが、緑茶が苦手という方もご安心ください。緑茶と同じ茶葉を使用して作られる紅茶やウーロン茶にもカテキンやフッ素が含まれています。ただし、紅茶の場合には緑茶と違って砂糖を入れて飲む場合もあります。しかし、砂糖が含まれているとお口の中の虫歯菌の活動を促すことになるため、ノンシュガーで飲むほうが虫歯予防としては断然効果が期待できます。

緑茶パワーで虫歯知らずに!

お茶の成分に含まれるカテキンやフッ素は、抗菌、殺菌作用や抗酸化作用、歯の再石灰化といった虫歯予防にとっても効果的です。自分の大切な歯を守りたいという人や、健康な歯をできるだけキープしたいという人、さらには歯医者さんで虫歯治療をしたくないという人は、毎日緑茶を飲むことが虫歯予防にもつながるのです。
現在多くの緑茶がコンビニやスーパーで売られています。この記事をきっかけにいろいろな緑茶を試してみて、自分に合った緑茶を探してみたり、緑茶の味の深みに触れてみるのも良いでしょう。