間食の多い人は要注意!お菓子が与える虫歯リスクについて

2017年07月3日 (月)
小腹が空いてくるとつい食べたくなるお菓子。特に仕事中は甘いものを食べてストレス発散をしたくなったりしますね。でもこの間食は、虫歯のなる原因の大きな一つなんです。間食の取り方によって虫歯になるかならないか大きな違いがでてくるという歯科医がいるほど、間食が歯に与える影響は大きいものです。今回は、間食と虫歯の関係についてご紹介したいと思います。

間食が歯に与える影響って?そもそもなんで虫歯になるの?

間食が歯に与える影響って?そもそもなんで虫歯になるの?

お菓子などの間食に限らず、人が食事をするとお口の中には食べ物のカスがたまります。これが残ると虫歯菌の餌になり、虫歯になってしまいます。特に糖分が多く含まれるお菓子は、虫歯菌にとっては格好の栄養素です。間食がお口の中に残った糖分は虫歯菌を活発にしてしまう一番の原因となってしまうため、控えたほうが虫歯予防のためにはいいのです。
では、間食をとらないから虫歯にならないかというと、そういうわけではありません。食事をしていないときのお口の中はアルカリ性になっていますが、食事や間食をすると、お口の中に存在する虫歯菌が動き出して酸性に変化していきます。お口の中が酸性になると歯の中にあるエナメル質が溶けていき、歯の成分の一つであるカルシウム、リンなどが溶けてしまう脱灰(だっかい)という状態になっていきます。これがいわば虫歯の始まりです。
歯はだいたいPH5.5以下になると脱灰が始まるといわれており、食事や間食に含まれる糖分によってお口の中は酸性に傾き始めます。この酸性になる動きを止めるために唾液が出され、お口の中をアルカリ性に戻そうとします。また、唾液に関しては、緩衝能という歯の再石化機能というものがあり、脱灰ののちに失われてしまったカルシウム、リンなどを戻そうとする効果があります。つまり、唾液にはお口の中の虫歯の活動を抑える重要な役割が備わっています。

間食しても唾液が出ていれば大丈夫なの?間食で食べる量を減らせば大丈夫?

確かに食事や間食で酸性になろうとするお口を、唾液が出ることでアルカリ性に戻そうとしてくれますが、脱灰は食事や間食後の30分ほど続き、唾液による再石灰化はその後30分ほどかけて行われます。そのため、間食が1度ではなく何度も何度も行われてしまうと、再石灰化を行っている間に、また酸性になってしまい、虫歯菌の活動がどんどん進んで行ってしまいます。また、お口の中の虫歯菌は一度に大量の糖分があるからといって動きが活発化するわけではなく、一定量で動く性質があります。虫歯が進行する原因は食事や間食で食べる食べ物の量ではなく、食事や間食の回数に比例しているため、間食が多い人ほど、虫歯になってしまうリスクが高いということが言えます。

間食はどうしてもやめられない!虫歯にならずに間食する方法はあるの?

間食はどうしてもやめられない!虫歯にならずに間食する方法はあるの?

虫歯になるリスクは食事や間食の回数によって変わってくるため、食事や間食の回数が少ないほどリスクは低くなります。どうしても糖分が多い甘いものを食べたいのであれば、朝食や昼食などの食後のデザートとして一度の食事の時間内に食べることで食事の回数を減らす方法があります。また、どうしても何か食べたいという場合には、糖分の代わりにキシリトールを使ったお菓子に切り替えることで、お口の中の酸性になる時間を減らす方法があります。最近においては、コンビニなどで市販されているチョコレートやグミなどのお菓子にもキシリトールが使用されているケースがあります。お菓子が止められないという人には空腹を満たしつつ、ストレスも解消できる虫歯予防のお菓子を食べることをおすすめします。
そして、何より忘れてはいけないのが歯磨きです。食後だけでなく間食後であってもお口の中の虫歯菌の活動は変わりません。間食後にもしっかり歯磨きを行ってお口の中に食べ物のカスを残さないことが大切ですので、間食してしまったら歯磨きをするようにしましょう。また、食後や間食後の歯磨きと同じように効果的なのがシュガーレスガムを噛むことです。ガムを噛むとお口の中の唾液量が増えるので、お口の中を酸性から中性に戻そうとする力が強くなります。そのため、食後にガムを噛むことで脱灰を防ぐことができます。ただし、ガムの中に糖分が含まれているとガム自体が酸性に傾かせる原因となり、虫歯菌の動きをさらに活発化させてしまいます。歯医者さんなどにも置いてあるようなシュガーレスガムやキシリトールを含んだガムを摂取することをおすすめします。

まとめ

食後に必ず歯磨きをしている人でも、間食後の歯磨は気にしていないという人が多いかもしれません。虫歯菌は食事や間食の量ではなく、お口の中が酸性になっている時間が長いほど活発に活動しています。そのため、間食で食べる量が少ないからといって油断している人ほど虫歯になるリスクは高いんですよ。間食は虫歯の大敵と歯医者さんが言うのにはこうした理由があるのです。虫歯になりたくない!という人には間食をしないことを一番におすすめしますが、どうしても間食が我慢できないという人には、間食後にガムを噛んだり、歯磨きをしたりして、お口の中の虫歯菌の活動を抑えるように心がけることが大切です。