オールオン4が開発され日本に進出するまでの歴史と背景

2017年05月22日 (月)
全く歯がない状態でもインプラント治療を可能にしたオールオン4。しかし、開発者の名前や日本進出の経緯を知っている人は、そう多くはないでしょう。ここでは身近な治療方法となったオールオン4の開発者と一連の流れについてご紹介していきます。今までインプラント治療を受けたくても受けられなかった方に、新たな治療法を提供したオールオン4。インプラント治療を悩まれている方は、ぜひ目を通してみてください。

オールオン4の開発者・パウロ=マロ

オールオン4の開発者・パウロ=マロ

1989年にリスボン歯学部を卒業した、ポルトガルのパウロ=マロ。彼が開発したオールオン4は、全く歯がない状態やインプラント埋め込みができる骨量がない場合の治療を可能にした画期的な方法です。骨量が多い部分を選び場所に応じて角度を変えてインプラントを埋め込みます。その際の数は、上下顎の場合は各4本。合計8本で他の人口歯を支える仕組みを生み出したことからオールオン4の名前がつけられました。歯科医師の中には、患者の骨量や口の中の状態により埋め込みを1~2本追加し、オールオン5、オールオン6と名付けている場合もあります。しかしその場合もパウロ=マロのオールオン4の考え方が基本になっています。

2011年日本進出

パウロ=マロの推奨するオールオン4が、日本に進出したのは2011年。パウロ=マロに直接指導を受けた医師により、東京・銀座にクリニックが誕生しました。現存する歯がない、骨量が少なくインプラント治療が不可能と判断された方でも可能な治療方法であるオールオン4。その技術を取得した歯医者さんの数は、年々増えています。今お住まいの近くでも、治療が受けられるかもしれません。また、1本の歯につき1本のインプラントが必要という概念をくつがえした、オールオン4。その結果、インプラントを入れる本数が減り、治療期間が短くなることで治療費の削減に繋がるなどのメリットも増加。今まで諦めていた人でもインプラント治療が可能となりました。

インプラント治療が広まってきたことが背景に

インプラント治療が広まってきたことが背景に

昔は歯の治療方法の選択肢の数が少なく、総入れ歯やブリッジが一般的でした。しかし、インプラント治療が広まるにしたがって、多くの人々が見た目の美しさや実用性を求め、インプラント治療を希望するようになっています。その中で従来のインプラント治療では対応できなかった人の悩みを解決するために生み出されたのがオールオン4なのです。そして、パウロ=マロの生み出したオールオン4にはもうひとつの特徴があります。それが、成功率の高さです。コンピューターを用いてシミュレーションプログラムを作成することで、より確実な治療を行うことができ、現在の成功率は97%以上。さらなる研究開発によって今度はますます精密な治療が可能になることでしょう。