歯の治療で補綴物になる材料は何で作られている?

2017年04月10日 (月)
歯の治療で使われる補綴物には、様々な種類があります。しかし効果や費用についての説明は多いものの、実際に何の材料から作られているのかよくわからないという声もあります。補綴物は治療後ずっと自分の口の中に入れておくものです。主な補綴物がどのような材料で作られているのかを知っておくことで、治療時の選択方法の参考になるかもしれません。今回は基本的な補綴物の材料についてお話しします。

補綴物には何が含まれる?

補綴物には何が含まれる?

補綴物とは虫歯などで失われた歯を補うものという意味合いがあります。詰め物・被せ物から、ブリッジ、部分入れ歯、総入れ歯、インプラントまで幅広い範囲が含まれると考えてください。ただし、歯の治療で健康保険を使用したい場合は、治療に使用できる材料が制限されます。仕上がりの美しさや耐久性を求める場合、どうしても自費診療を選ばざるをえないというのが今の現状です。自費診療は材料や歯医者さんによってかかる費用が異なるためよく相談の上、選ぶことをおすすめします。

歯の詰め物治療に使われる材料

歯の詰め物を行う際に健康保険適用範囲内を選ぶと高い確率で使用される銀歯。この場合の材料は、金銀パラジウム合金や銀合金といった金属です。また同じ金属でも、自費診療分野になりますと範囲が広がり、金合金や白金合金を使う「ゴールドイントレー」を選ぶことができます。同じ「金属」というカテゴリでも、金属の種類が変わるだけで耐久性や金属アレルギーの起きやすさは大きく変わると言えるでしょう。その他、見た目が美しいセラミックや、セラミックと樹脂の混合タイプなど金属を使わないタイプの補綴物もあります。

ブリッジ・入れ歯に使われる材料

ブリッジ・入れ歯に使われる材料

健康保険適用のブリッジの場合は、銀歯または硬質レジン前装クラウンが使われます。硬質レジン前装クラウンとは材料の銀の部分にレジンと呼ばれるプラスチックを貼り付けたものです。さらに保険適用の入れ歯の場合、プラスチック素材が基本です。部分入れ歯の場合は、銀色の留め具が使われます。自費診療分野になりますと、100%セラミックから作られている「オールセラミック」や金属の表面にセラミックを焼き付けた「メタルボンド」など、幅広い材料から選ぶことが可能です。また入れ歯の場合でも、金属、マグネット、ポリエステル、ナイロンなどの様々な素材から選択することができます。

インプラントに使われる材料

インプラントの基本材料は純チタン、チタン合金、チタン・ニッケル合金の3つの種類に分けることができます。中でももっとも多く使われている純チタンは強度があり、骨としっかり結合することから人気の材料です。