虫歯は日本の半分!なぜスウェーデンは虫歯が少ないのか?

2017年03月13日 (月)
スウェーデンは、かつて日本より多くの人が虫歯や歯周病で歯を失っていました。これを問題視したスウェーデン政府は予防歯科に力を入れた結果、世界一の虫歯予防大国となりました。スウェーデンはどのような取り組みで予防歯科を成功したのでしょうか?

予防歯科の理解の違い

スウェーデンでは、予防歯科を歯医者さんで受診することが1970年代に義務化されました。義務化された理由は虫歯予防にはセルフケアとプロケアの両方が重要であることが調査により明らかとなったからです。予防歯科が大切であると思う人は日本とスウェーデンどちらでも70%以上です。しかし、実際に取り組んでいる人はスウェーデンでは70%、日本では26%と大差があります。

虫歯に対する意識の違い

虫歯に対する意識の違い

スウェーデンの人は歯が悪くならないように歯医者さんへ行きます。しかし日本人は歯が悪くなってから歯医者さんへ人がほとんどでしょう。予防歯科の受診費は、日本と比べるとスウェーデンでは高額です。しかしスウェーデンでは、虫歯等の治療費が日本と比べてかなり高額になります。よって、高い予防歯科の受診費を払うよりも高い虫歯等の治療費を払うことになることが嫌だというのがスウェーデンでの考え方です。

歯医者さんに対する意識の違い

歯医者さんが怖いと感じる人は少なくないでしょう。確かに歯医者さんへ行くと痛い治療をされるのではという想像をしますよね。日本では1.5歳児と3歳児の頃に歯科検診が義務付けられています。しかし予防歯科が義務付けられているスウェーデンでは歯が生え始める頃にすでに歯科検診を行っています。歯が生え始めるのは6か月頃です。1.5歳では歯がすでに何本か生えているので虫歯になってしまいます。

オーラルケアの取り組みの違い

オーラルケアの取り組みの違い

皆さんはデンタルフロスやデンタルリンスを使っていますか?デンタルフロスとは歯と歯の間を磨く歯科補助器具です。デンタルリンスとは口に含みうがいをする液体です。日本とスウェーデンではオーラルケアの取り組みに違いがあります。日本では歯ブラシのみで歯磨きを行う人は少なくありません。スウェーデンではデンタルフロスやデンタルリンスを併用して歯磨きをしています。

日本でも予防歯科の取り組みを重要視

日本でも国や地方自治体が予防歯科の設備を整える動きがみられてきました。その結果、予防歯科を受診する人が増えてきています。歯医者さんの中でも歯周病に対する取り組みも積極的に行われるようになってきました。スウェーデンと比べると予防歯科への働きは遅いものの、予防歯科への関心が高まっています。