歯が抜ける以上に気をつけたい!歯周病

2016年10月17日 (月)

この先、齢をとって歯がもろくなり抜けてしまったらと考えると、少し怖くなってしまいますよね。祖父母や周りのご老人を見てみても、総入れ歯の人はとても多くいらっしゃいますし、全て自分自身の歯をお持ちの方ってなかなかいませんよね。やっぱり自分も齢をとったら歯が抜けてしまうんだろうか、食べたいものが食べられなくなるんだろうかと憂鬱になってしまいますが、それよりも今からもっと気を付けるべきことがあるんです!齢をとって歯が抜けるなんて心配をしている場合ではありません。今、近い将来に歯が抜けてしまう可能性もあるのですよ。

お年寄りの歯が抜けているのはどうして?

お年寄りの歯が抜けているのはどうして?

お年寄りの多くは歯が抜けてしまい、入れ歯をしているのはなぜでしょうか。実は、65歳~70歳にかけて平均10本以上の歯が抜けてしまうというデータがあります。齢をとると、あごの筋肉の力が弱くなったり、歯を支えている歯根という骨の部分がもろくなったりして歯が抜けてしまうことがあります。これは、加齢による老化でもあるので仕方のないことではあります。しかし、高齢者の歯が抜けてしまう最も大きな原因は、老化による衰えではなく、その多くは若いころにきちんと治療をしておかなかった虫歯あとや、歯周病によるものだということがわかってるのです。若いころは、身体の衰えも少なく、回復力もあるので、多少の虫歯や歯の病気は挽回することが可能です。しかし、それをきちんと治療しないで後に残してしまうと、老化によって対処できなくなり、歯への大きな負担となってしまうのです。

齢をとる前に歯が抜けてしまう可能性も!?

齢をとってから、若いころの虫歯や歯周病の影響で歯が途端に抜けてしまったとなるのも恐れるべきものですが、その前に歯が抜けてしまう可能性は十分にあります。いくら若くても、歯のケアをきちんとしなければ、気づかぬうちに病気が進行して、最悪の場合歯が抜けてしまうことがあるのです。若くて元気なうちは、食べたいものを美味しく食べたいですよね。歯が抜けてしまうと、それすらもかなわなくなってしまう可能性があります。

若くして歯が抜けてしまう病気とは

若くして歯が抜けてしまう病気とは

「歯周病」という言葉をご存知ですか?歯ブラシや歯磨き剤の宣伝でよく耳にしたり目にしたりされているかと思います。この歯周病こそが、年齢関係なくかかってしまう、最悪の場合は歯が抜けるという恐ろしい病気なのです。

■歯周病ってどんな病気?
歯周病は、歯ぐきと歯の隙間から歯周病菌などの細菌が入り込み、歯の周辺組織が炎症を起こしてしまう病気です。歯ぐきが腫れたり、血が出たりするというのはご存知かもしれませんね。歯ぐきの腫れや血が出るというのは、まだまだ歯周病の進行の途中段階です。病状が進むと、歯周病菌が歯ぐきの奥深くまで侵攻し、歯を支えている骨(=歯根)の周りの組織を弱らせていきます。歯根の周りの組織が弱くなると、骨はまっすぐに立っていられなくなり、やがて歯がぐらぐらと揺れるようになります。そして最終的には、骨を支える周辺組織が完全に力を失い、支えられていた骨ごと歯が抜けてしまうのです。

■静かにやってくる歯周病
これだけ恐ろしい病気なら、気が付くはずだからすぐに歯医者へ行ったら大丈夫だよね?と思ってはいませんか?それは大きな間違いです。歯周病は、初期段階では自覚症状がほとんどなく、いつの間にか病気にかかっているということがほとんどなのです。静かに病状が進んでいくので、「サイレント・ディジーズ(静かなる病気)」とも言われています。自覚症状がでて気が付いたころには、病状がかなり進んでいたというケースがほとんどというほどです。最近歯が長くなった(歯ぐきの位置が下がった)、歯ぐきから血が出る、歯ぐきが腫れているという自覚がある方は、すぐに歯医者さんにかかられることをおすすめします。

歯周病対策はどうすればよい?

気づかぬうちに病状が進み、最悪の場合歯が抜け落ちてしまうという恐ろしい病気の歯周病。初期段階では自覚症状もないですし、対策の取りようがない気もします。しかし、自覚症状で気が付くよりも早く、歯周病の疑いをつかむ方法があります。それは何といっても、定期的な歯科検診を受けることです。自分では気が付かない病気ですから、定期的に歯医者さんにチェックしてもらう方法が一番確実です。毎日の歯磨きでの磨き残しが歯石となって歯の裏についていれば、それが歯周病の原因にもなりますから、歯のクリーニングもかねて2、3か月に一度は歯科検診を受けるようにしましょう。もし虫歯になりかけていたとしても、初期段階で歯医者さんに処置してもらえますし、歯と口内の健康のためになることばかりです。
先ほどもご説明しましたが、高齢者の歯が抜けてしまう大きな原因は、若いころに放っておいた虫歯や歯周病です。今気が付いた時点で治療をし、口内環境を整えていかないと、自身が高齢者となったときに悔むことになるかもしれません。せっかく対処できるものなのですから、今のうちに、歯周病対策を徹底されることをお勧めします。