わずかな隙間にこそ危険が潜む!マイクロスコープを使った治療の安全性

2016年10月10日 (月)

最近話題の最新歯科治療法は、マイクロスコープ(電子顕微鏡)を使った診察です。
歯科治療で使うマイクロスコープは、歯科専門に開発されたもので、肉眼で確認できないレベルまでチェックできます。マイクロスコープは、歯の表面を詳細にみることができるため虫歯の早期発見・早期治療に大いに役立つのです。

ベテラン医師も舌を巻く!マイクロスコープを使えば安全で精密な治療が可能に

ベテラン医師も舌を巻く!マイクロスコープを使えば安全で精密な治療が可能に

マイクロスコープを使った治療は精密に行えるので、安全性が高くなり、虫歯再発の可能性も低くなります。何十年も治療にたずさわってきたベテラン歯医者でも、「マイクロスコープを扱う新人歯科医師にはかなわない」と話すほどです。
海外で歯科医療を学ぶ場合は、マイクロスコープを使うことを前提とした教育が義務付けられています。一方、日本では普及が進んでおらず、全国の歯科医院における普及率はたったの3~4%といわれています。

海外では当たり前なのに日本の普及率は5%以下、日本国内で普及が進まないワケ

なぜ日本で普及が進まないかというと、設備の導入費用が高いという歯科医院側の事情に加え、日本の健康保険では適用外になってしまうということがあります。また、マイクロスコープを使うと精密に診察できる分、診療時間が長くなって1日に対応できる患者の数も少なくなってしまいます。
しかし、マイクロスコープを導入することで、これまで肉眼と医師のカンと経験、技術に頼っていた歯科治療が、より確実になることは事実です。いままで治療が不可能とされていた症例の治療も可能になり、わずかな単位でも詰め物やかぶせものの出来がかわってくるので、長持ちします。また、治療の一部始終を映像で残せるので、リスク管理の面でも安心・安全です。

マイクロスコープは映像の記録が可能、医師とのコミュニケーションも密に

マイクロスコープは映像の記録が可能、医師とのコミュニケーションも密に

マイクロスコープを使った治療では、治療中の口の中の状態を映像で残すことができます。治療後に詳細な映像を見ながら、歯科医と患者さんがコミュニケーションをとることで、双方の治療への理解も深まり、信頼性も増すはずです。
前述したように、日本ではまだマイクロスコープを使った歯科医療は普及が進んでおらず、限られた歯科医院でのみ受けられる治療となっています。ただ、安心・安全に歯科治療を行いたいという方、確実な治療で再発させたくないという方、マイクロスコープのない歯科医院で治療が不可能だと言われた方などは、一度相談してみることをおすすめします。