歯のトラブルは歯茎から!歯茎からの出血が気になり始めたら

2018年03月5日 (月)
歯磨きをしていて血が出たなど、歯のトラブルの経験はありませんか?健康な歯茎なら歯磨きをしていても血は出ません。歯茎から血が出るということは何かしら歯茎でトラブルが発生しているのです。では、出血が見られる歯茎にはどんなことが起きているのでしょうか。歯茎から出血がある人は是非読んで欲しい記事になっています。原因と対策についても書いていきます。

歯茎から出血する原因

歯茎から出血する原因

歯磨きをした時に出血する一番の原因は歯肉炎です。歯肉炎とは歯茎だけに限局している炎症のことです。歯肉炎の初期症状としては歯茎からの出血が主ですが、自覚症状は皆無に等しいです。
歯肉炎はなぜ起きるのかというと歯と歯茎の間にある歯周ポケットに細菌が侵入し活性化することで炎症が起きるからです。ただ、歯肉炎以外にも歯茎から出血する原因はあります。

いくつか列挙して紹介していきますね。
■歯周病
歯茎だけに限局している歯肉炎と、歯肉炎が進行した歯周炎を合わせて歯周病と呼びます。歯周炎になると歯肉炎と大きく違って顎の骨が溶けて始めます。歯肉炎では歯ブラシなど機械的刺激が加わると出血が見られますが、歯周炎になると自然に出血することもあります。
歯周病は細菌だけで起きるわけではないです。食べ物が歯と歯の間に挟まることでも歯周病は発生します。
ストレスも歯周病に影響を与えてしまいます。ストレスがかかると免疫システムに不調が起きて細菌感染症が悪化します。歯周病は細菌感染症なのでストレスで症状は悪化します。

■ホルモンバランスの乱れ
ホルモンバランスの乱れは男性よりも女性でよくみられます。中でも妊娠中の女性ではホルモンバランスが乱れやすく歯肉炎が起きやすいです。これを妊娠性歯肉炎と呼びます。妊娠性歯肉炎でも歯茎からの出血はみられます。

■強いブラッシング圧
歯ブラシで磨く時にあまりに強い力で磨くと歯茎を痛めて出血させてしまいます。歯茎だけでなく歯の表面に細かな傷をつけてしまうこともあります。細かな傷がつくと虫歯になるリスクも高くなるので注意が必要です。

出血があるときは血を出した方が良い

歯磨きをしているときに歯茎から出血が見られるときは血を出し切った方が良いと聞いたことありませんか?この名言(迷言)は、あながち間違いではありません。
その理由としては歯茎の中に侵入している細菌を出し切ることが大切だからです。一般的な傷口ではあまり触らない方が治りが早いと言われていますが、歯周病や歯肉炎の場合は違います。

歯肉炎や歯周病で出血を避けるために歯磨きをしないでおくと清掃性が悪い状態が続き細菌は活発に活性化してしまいます。結果として出血を避けるために歯磨きを避けていたのにもかかわらず、逆効果になります。

歯茎から出血している患者さんは毛先が柔らかい歯ブラシを使うようにしましょう。柔らかい毛先の歯ブラシを使って歯磨きではなく歯茎をマッサージするようにしましょう。
歯茎のマッサージを行うと血行が促進されて以下のものが歯茎に届きます。

■免疫細胞
免疫細胞は血液中に存在していて代表的なものは白血球です。血行が良くなると歯茎の細部にまで血が行き渡りその中で白血球も働くようになります。免疫細胞の働きにより歯茎を蝕んでいる細菌の働きを弱らせることができ結果として歯茎の健康を取り戻すことができるのです。

■酸素
酸素も血液中に含まれています。酸素の供給で血管の健康が取り戻され上記の免疫細胞がより多く歯茎に働くことができます。

予防歯科の重要性

予防歯科の重要性

近年、標榜している歯医者も多くなってきたのが予防歯科です。当初は小児歯科と同分類として考えられていましたが、現在では老若男女問わず適応されています。予防歯科では実際に何をするのでしょうか。

■歯磨き練習
患者さんの多くは正しい歯磨きの仕方を知りません。予防歯科でまず最初に行うのは患者さんの歯磨きの仕方があっているかどうかのチェックです。歯磨きの仕方をチェックするには子供の頃に学校で行った染め出しという方法を用います。染め出しとは歯に着色する液体を塗り、プラークとの反応をみるものです。これで磨き残しがあるところを磨けるように指導していきます。

■フッ素塗布
虫歯にさせない強い歯を作るにはフッ素は必要不可欠です。フッ素の働きは歯を石灰化させることで、初期虫歯などで脱灰した歯質でさえ再石灰化させてくれます。フッ素入れの歯磨き粉が市販されて以降、日本国民の虫歯率は大きく下がりました。

■歯のクリーニング
患者さん自ら歯磨きをすることも大切ですが、歯医者によってはのクリーニングをすることも大切です。プロにより歯を綺麗にしてもらうとツルツルして気持ち良くもなりますよね。

予防歯科は唾液や口の中の細菌活動性を検査して虫歯のリスクが高い判断された人にも有効です。そういう人は定期的に通い予防歯科に努めることで虫歯を大幅に予防できますし、虫歯がもし出来ても早期治療・早期発見へとつながります。