知らないと危険!実は歯並びを悪くするさまざまな癖

2018年02月19日 (月)
歯並びは人それぞれ異なりますが、芸能人のように人前に出る機会の多い人は、歯並びが良い傾向がありますよね。
では、歯並びは一体どういったところで決まってくるのでしょうか。歯並びの多くは個人の体格差で決まることが多いのですが、実は何気なくしている「癖」も歯並びに大きな影響を与えることがあるのです。
そこで今回は、自分の「癖」が歯並びに与える影響について、詳しくご紹介していきます。ぜひ参考にしてください。

歯並びの良し悪しは?

歯並びの良し悪しは?

歯並びの良し悪しには、何が影響してくるのでしょうか。中には、「歯並びなんて運や育っていく過程で決まるのだろう」と考えていた方もいるのではないかと思います。
しかし、歯並びの良し悪しは、その大半が「生え変わるとき」に決まるのです。
乳歯から永久歯への生え変わりのときに円滑に生え変わりができていると、歯並びが良くなる傾向にあるということです。
では、生え変わりが乱れる原因には、どういったものがあるのでしょうか。これを理解しておけば、お子さんの生え変わり気に悩まなくて済みますね。

■永久歯の成長が遅い
ある程度永久歯が成長してくると、すでに生えている乳歯は生えかわろうとしてくれます。ただ、永久歯は、全部の歯が同時に成長するとは限りません。そのため、1本でも永久歯の成長が遅れてしまうと、乳歯へ影響を与えてしまうわけです。

■埋伏歯
埋伏歯とは、「生えてこない歯」のことです。埋伏歯があると、乳歯との生え変わりのときに「歯が適切に生えない原因」となります。そのため、生え変わりの時期には、永久歯が生えてくるために十分なスペースが空いていなければなりません。

■歯茎が邪魔をしている
歯茎が邪魔をしていると、歯が生えてこられません。永久歯が生えてくるときに歯茎が邪魔になるというケースは少ないですが、乳歯のときに歯が邪魔になるというケースは多いのです。

人には癖が沢山ある

人には、多かれ少なかれ癖がありますよね。困ったときに頭を掻く癖や、イライラしたときに貧乏ゆすりをする癖など、個人差はありますが、大半の人に何かしらの癖があるのではないでしょうか。
ただ、それは口の中でも一緒で、皆さん一人一人違った癖があるのです。
これらの癖は歯に影響を与えることがあります。何気ない行動でも、それが歯に悪影響を与え、歯並びを変えていることがあるので注意してみてください。

■頬づえ
学生であれば、授業中や勉強中に頬杖をしている人もいるのではないでしょうか。しかし、頬杖をすると片方の顎に力がかかるため、歯並びに影響を与えてしまいます。
ですから、頬杖をするなとは言いませんが、頬杖をするときは、毎回同じ手で行うのではなく、左右のバランスを取りながら行うようにしてください。

■口呼吸
人は、口呼吸をするときに舌が低くなります。いわゆる「口が開いた状態」です。口を開いた状態にしておくと、頬側の筋肉が緊張している状態になるため、歯が押し込まれます。しかし本来、歯と頬の筋肉の関係は均衡していなければなりません。口呼吸をすると、歯は舌に押されて頬側へ押し出されますが、頬側からの筋肉で押さえつけられて拮抗してしまうのです。舌が低いことによって歯と頬の筋肉の関係が崩れると、歯並びに影響を与えてしまいます。

■唇を噛む
唇を噛む癖がある人も少なくありません。上唇を下の歯で噛むと、上顎の前歯に圧がかかります。逆に、下唇を上顎の前歯で噛むと、下顎の前歯に圧がかかります。1日や2日であれば問題ありませんが、幼少期からしていると歯並びに影響を与えやすいのです。

■舌を出す
「食べ物を飲み込む時に舌を出す」という癖がある人もいます。この癖は「幼児型嚥下」とも言われていて、子供の時は嚥下をする時に舌を前に出すのです。
これが残存している人は、前歯同士が噛み合わなくなり、開咬と呼ばれる状態になります。開咬していると、噛み合わせが不十分なだけでなく、見た目も悪くなってしまうのです。

■片顎だけで噛む
片顎だけで噛むのは、頬杖をついているときと同じ状況です。顎の筋肉が片方だけ発達するため、歯並びにも影響を与えてしまいます。

歯並びを良くするには

歯並びを良くするには

生え変わりや癖が原因で、歯並びが綺麗にならなかった場合は、どうしたらよいでしょうか。歯並びを改善するには、以下のことを心がけてみてください。

■矯正治療
矯正治療には、一部矯正と全部矯正があります。一部矯正は、空き歯や数本の矯正に使用されます。全部矯正は、歯並び全体を直すときに使用されます。要所要所で、矯正治療の良い点を理解して使い分けるため、患者さんには負担が少ないようになっています。

■癖の除去
患者さんに、癖とその弊害を説明します。そして、癖が身体にどのような影響を与えるのかを理解してもらい、患者さんに意識的に癖を除去してもらうわけです。ただ、舌を前に出す癖を直すのは、自分の意思だけでは難しいときがあります。そのようなときは、「タングクリブ」という、癖を直す器具を口の中に入れます。

■噛み合わせの調整
片顎で噛んでいた人は、片顎だけ歯がすり減っていることがあります。それを放置していると、すり減っている方の顎で噛み続けることになるのです。ただ、歯医者では「噛み合わせの調整」を行ってもらえますので、両顎で問題なく噛むことができるようになります。咬合の関係は歯医者の専門分野ですので、気になる方は歯医者に行ってみてください。

■鼻呼吸への移行
口呼吸をしている人は、鼻呼吸をするようにしましょう。鼻呼吸にすると、口呼吸をしていたときに比べて、風邪に感染するリスクや呼吸器疾患のリスクが低くなるからです。また、口呼吸をしていると、虫歯や歯周病になるリスクが高くなるので、鼻呼吸への移行は早めに行うことをおすすめします。