歯の健康寿命を延ばす!8020運動をはじめよう!

2016年05月30日 (月)

年齢を重ねても健康でいたい。誰しもそう願っていると思います。健康な体を維持するために運動をしたり、食事にも気をつかったりしている方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。では、歯の健康について、何か特別なことをしている方はどうでしょうか。実際、歯のことを考えているという方は、前者に比べて少ないのではないかと思います。しかし、身体と同様に歯も年齢とともに衰えるものです。歯の健康も体と同じように維持して寿命を延ばすために、今回は歯の健康寿命についての取り組みをご紹介したいと思います。

生涯、自分の歯でおいしいものを食べ続けよう。8020(ハチマルニイマル)運動

生涯、自分の歯でおいしいものを食べ続けよう。8020(ハチマルニイマル)運動

1989年(平成元年)より、当時の厚生省と日本歯科医師会が推進している8020(ハチマルニイマル)運動というものをご存知ですか?これは、「80歳になっても、自分の歯を20本以上保とう」という運動で、80歳になっても歯が20本以上健康的な状態で残っていれば、何でも食べられ、楽しい食生活が送れますという意味がこめられています。
1989年の運動開始当初、80歳以上の方における歯の残存数の平均は4、5本で、達成率は7%程度でしたが、2005年には、達成率は21.1%、2007年には25%、2011年に実施された調査では40%となっており、徐々にではありますが確実にこの運動による成果が出ていると言えるでしょう。

歯の健康に関する法律の整備

また、2011年の8月10日には、「歯科口腔保健の推進に関する法律」が公布され、「お口の健康を保つための施策を推進し、国民全員が健康で質の高い生活を営むこと」を目的に、国が「歯科口腔保健の推進に関する法律」というものを制定しました。これにより、国や地方自治体が連携をとり、歯や口腔内の知識や予防に関する知識を広めたり、歯周病や虫歯の早期発見のための施策を実施したり、歯医者さんでの定期的な歯科検診を推奨するなどといったことが盛り込まれています。

地方自治体の取り組みやサービスを利用して、いつまでも丈夫な歯を維持しよう

地方自治体の取り組みやサービスを利用して、いつまでも丈夫な歯を維持しよう

上記の法律が施行されて以来、全国の都道府県においても、歯科口腔保健に関する条例が制定されるようになりました。各都道府県や市区町村によって、受けられるサービス内容は異なりますが、通院することが困難な方や生涯を持った方でも、在宅で歯科診療が行うことができるという地域もあるほど、歯の健康に関する取り組みが進んできています。

歯も体と同様で年齢とともに弱っていくものです。健康は自分自身の努力でどうにかするのには限界がくることもあります。そんなときには、こういった公共のサービスなども利用しながら、いつまでも食事を楽しめるように自分の歯を1本でも多く維持していきましょう。そして、健康を保つために今のうちから歯の健康についても考えていただけるとうれしいです。