“歯ぎしり対策用”のマウスピースは“スポーツ用”に代用できる?

2017年11月13日 (月)
夜中にギリギリと嫌な音を立てる歯ぎしり。歯ぎしりを防止する方法で有名なのは、マウスピースです。マウスピースは歯ぎしりで磨り減る歯を守る働きをしてくれます。
マウスピースに似た形をしてマウスガードというものがあるのを知っていますか。マウスガードとマウスピースどちらも似たような形をしていて似たような効果をします。では、この2つは一緒に使うことができるのでしょうか。
マウスピースとマウスガードについて紹介します。

マウスピースとマウスガードの違い

マウスピースとマウスガードの違い

マウスピースもマウスガードも呼び方は違いますが中身は同じです。どちらも歯がすり減らないようにする役割があり、歯や口の中の健康を守ってくれます。
マウスピースは基本的に歯ぎしりや睡眠中の食いしばりをしている人に作られます。マウスガードはスポーツ選手がメインで使用するイメージが強いですが構造上はそこまで変わりません。
ただ大きく異なる点は、マウスピースは片顎に装着する形で製作され、マウスガードは両顎で噛んで装着するように設計されます。

マウスピースはマウスガードの代わりになる?

結論からすると、マウスピースは代用することはできません。
理由は、マウスピースとマウスガードの厚みの違いです。マウスピースは歯ぎしりや食いしばりという無意識下で起きる過度の力に対して対抗するため厚めに設計されます。
マウスガードはスポーツをするときに違和感を感じてはいけないので、厚みをできるだけ薄く設計されることが多いです。スポーツの種目によってもマウスガードの厚みが変わってきます。ラグビーやボクシングなど前歯が折れる可能性がある場合は前歯を厚めにガードするように設計します。ゴルフや重量挙げなど奥歯を噛むようなスポーツでは長期間にわたり奥歯を噛むことで奥歯がボロボロになっていることが多いので奥歯の厚みを多めにとることがあります。

作り方に違いはある?

作り方に違いはある?

基本的に、マウスピースもマウスガードも作り方は同じです。型とりだけをしに歯医者さんへ行くことになります。型取をした後は、その型に石膏を流し模型を作り、その模型上でマウスピースやマウスガードを作っていきます。
色や厚みなどは患者さんと相談し、希望通りに製作します。中には嘔吐反射を抱えている人もいます。嘔吐反射がある人でも苦しくないような設計にすることもできるので嘔吐反射がある人など、心配なことがある場合は予め歯科医師へ相談しておくとよいでしょう。