唾液は99.5%が水分でできている!残りの0.05%が持つ効果が凄い!

2017年10月11日 (水)
唾液の主成分はなんだと思いますか?実は、水分でできています。この唾液の99.5%は水分で残りの0.5%は有機質と無機質でできています。唾液には消毒作用があり昔から怪我をした時に「つばでもつけておけば治る」など言われてきました。
その効果をもたらすのは、水分以外の0.5%の有機質と無機質です。今回はこの0.5%にスポットライトを当てていきます。

唾液の分泌

唾液の分泌

唾液は1日1L~1.5L分泌されると言われています。それだけ分泌されるので口の中は常に湿っていて、この湿度のおかげで話をするときに舌が滑らかに動くことができます。さらに唾液が常時分泌されているので口の中を定期的に洗い流しているのと同じ効果を得ることができます。食べかすやプラークを流してくれるので虫歯予防にもなりますね。
唾液の分泌は、耳の下や顎の下・舌の下にある唾液腺という腺で行われています。唾液腺は大小様々存在しますが大きな3大唾液腺は上記の3つです。

唾液中の有機質

唾液中に含まれる有機質に消毒成分があります。消毒の効果があるのは、抗菌因子と呼ばれるものでリゾチームやペルオキシダーゼという抗菌酵素やラクトフェリン・ヒスタチンと呼ばれる非酵素因子がその代表です。
他にも食べ物を消化するときに助けてくれる消化酵素としてアミラーゼやリパーゼも唾液の中に含まれています。アミラーゼはデンプンを分解し、リパーゼは脂肪を分解してくれます。胃酸によって分解される前に分解を始めてくれて胃酸での分解も助けてくれるので胃に優しく、消化不良や胃もたれが起きにくくなっています。
さらに食べ物を飲み込みやすくするために唾液には粘度がついていて、食べ物を塊にしてくれるので老若男女問わず飲み込みやすくなります。

唾液中の無機質

唾液中の無機質

唾液の中でも大きな仕事が、初期虫歯を治すことや歯を修復することができるということです。初期虫歯が起きると歯の表面が脱灰を起こします。脱灰してしまい進行すると歯が欠けていき痛みが出るようになりますが、初期虫歯の脱灰を再石灰化させる働きが唾液中の無機質にあるのです。それがカルシウムイオンとリン酸イオンです。これらのイオンが歯の無機質に働き虫歯予防効果や再石灰化に関与します。しかし、歯を再び作るという作用は悪い一面も持っています。それが歯石形成です。歯石は歯についたプラークが固まって石のようになっている状態です。いわばプラークの塊です。歯石があると口臭の原因や誤嚥性肺炎にもなりかねないので歯石はできるだけ歯医者さんで除去してもらいましょう。