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7月29日 技工士の鈴木さんによるカンファレンス勉強会がありました

2017年08月1日 (火)

今回のテーマは「フェイスボウ」と「ゴシックアーチ」でした。今回は義歯を作るにあたって、二つのものを使った手法で患者様に合った義歯を作るという話でした。

まず「フェイスボウ」とは、顎関節と上顎の位置関係を記録する器具のことです。顎関節と上顎の位置関係を咬合器に移すことで患者様の口腔内の動きが再現できます。顎関節に異常のある方や噛み合わせの安定しない方の治療に活用しています。

またフェイスボウでは、鼻下点から耳珠点を結んだ線により構成されるカンペル平面を採用していました。カンペル平面は、咬合関係が失われた患者様の咬合平面を再構成するために参考にされます。

どのようにフェイスボウを使っているのかを鈴木さんが西海先生に実際に装着し私たちに見せてくれました。

 

次に「ゴシックアーチ」とは下顎の前後左右の動き、動かし方を計測する方法で、正しい咬み合わせの位置を確認することができます。矢印のような軌跡が描かれていればそれは正常に下顎が動いているということであり、乱れた軌跡が描かれていれば、下顎が安定した動きをしていないということになります。このように本来の咬み合せを取ることが可能となり、咬みぐせやアゴのずれを補正することができます。咬み合せが良ければ安定して痛みもなくなります。

 

とても難しいカンファレンス勉強会でしたが、とても身になる勉強会となりました。

また義歯を作る上で、最も重要なのは「噛み合わせ」だと強く感じました。「噛み合わせ」を計測するために様々な手法で義歯を作っているのです。

噛み合わせひとつで、良く合っている、噛める、噛むと痛い、噛めないと義歯の出来を大きく左右します。

患者様にあった義歯でおいしいものを食べてほしい、笑顔でいてほしい、わたしたちは患者様の一生涯の幸せを追求し続けているのだと、改めて感じました。

 

永井歯科医院 富永